カテゴリ:時々、映画 |
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2005年 02月 22日
私は短い映画が好きだ。90分くらいにコンパクトにまとめられた作品は、それだけで好ましい。短い映画ならつまらなくても被害は少ないが、大作だと目も当てられない。3時間、お尻の痛いのを我慢して数え切れないくらい足を組替えて、じっと辛抱することになってしまう。
「トニー滝谷」は、なんと75分という短さ。会社帰りに気軽に観に行ける小品だ。その一点で、嬉しくなる。 村上春樹の短編が原作で、もちろん読んでいたのだけれど、覚えていたのはアルバイトに来た女の子に一週間分の服を持って帰ってもらったところくらい。 とにかく宮沢りえがひたすら美しい。イッセー尾形の大学生はいくらなんでも無理がありすぎた(微笑ましかった)けど、孤独のしみついた男の雰囲気が素晴らしい。映像もはかなく、幻のようにきれいだ。 でも、でもなあ。セリフはあまりなく、物語の説明はほぼ村上春樹口調のモノローグ(西島英俊があてている)で進んでいく。村上春樹っぽさを損なわないようにするには、あの文体を語りでそのまま表現するのが一番ではあるだろうけれど、さ。ちょっと安易なのではという思いがぬぐえませんでした。 つい、村上春樹の小説を映画化するには、このくらい原作を尊重しないといけないの?とひねくれた見方をしたくなるくらい。 あと、BGMのピアノがうるさかった(坂本龍一だった…)。最近、音楽がうるさい、というよりも音楽に雰囲気作りを頼りすぎている映画が多いと思う。
2004年 10月 29日
トニー・レオン扮する元新聞記者の小説家の女遍歴と、自分の周囲の人間をモデルに描く『2046』というSF小説が交錯しつつ、物語が流れていく。
思ったよりはストーリーがちゃんとあって、想像よりは面白かった。特に、作中作の『2046』は悪くない。 とにかく、トニー・レオンがいなければ成立していない映画。あの、『君はそれでいいんだよ』みたいな、包容力のある目がたまらない…。その上淋しそうに微笑む顔は、女心を捉えてやみません。ちょび髭も本当は嫌いだけど、トニー・レオンがやるなら許せる、というか、いやらしくってかっこいい…。そんな「色気のある大人の男」トニー・レオンの前に、木村拓哉は存在感が薄い。演技力とか以前に、悲しいくらい映画の雰囲気にあっていない。多分、存在が健全すぎるのだろうと思う。 トニー・レオンに絡んでくる女優陣も超豪華。チャン・ツィーの小悪魔メイク&衣装に目は釘付け。フェイ・ウォンは、痩せすぎで目ばかり大きいところとか、肌の質感とかがすごくアンドロイドっぽくて、現実世界の役よりもずっとよかった。コン・リーは、知的な貴婦人と場末の女の両方をあわせもった感じが魅力的だった。 退廃的なムードや、孤独の快楽と悲しみ、などを画面のはしから感じつつ、美しい映像と女優とトニー・レオンを堪能できておなかいっぱい(ただし、げっぷあり)…でした。ま、このタイプの映画で140分は長かったです…。あと、音楽が時々うるさい。音楽に頼らなくても映像で十分雰囲気は出てたと思うんだけどなあ。 ![]()
2004年 10月 11日
久しぶりに映画館に行ってきました。8月に観た「華氏911」以来かな?
「恋の門」は漫画が原作(←未読)の、あの松尾スズキの初監督作。予告編を観て面白そうだったのと、酒井若菜ラブ☆なので、観に行きました。 とりあえず、この映画は…サンボマスター!!!(←主題歌歌ってるバンド)て感じです、私的には!久々に、ど真ん中!心臓わし掴み!って感じで、やられました…。 主題歌もよいですが、途中で流れる「人はそれを情熱と呼ぶ」が、超絶かっこいい!映画鑑賞後、CD屋に直行してしまいましたよ、私は(笑)。これを私は情熱と呼ぶ。 歌ってる人が、ちょい小太りで冴えないところもよいですー。これでチバさん(exミッシェル・ガン・エレファント=私の永遠のアイドル)みたいだったら、悶死しちゃうもんっ。 …で、えーと、映画の方はというと、わりとフツーというか…、少々難アリではありましたが、怒涛の展開&豪華なちょい役のオンパレードで息もつかせず、楽しめました。 酒井若菜はかわいかったし、松田龍平も悪くなかったし、松尾さんは相変わらずで、あとは小島聖が素敵だったな~。この人、ほんっとに魅力的だよねえ。こういうあやういエロな感じの人って他にいないよなあ。 とにかく、私的には「恋の門=サンボマスター発見!」という風に記憶されることは間違いないでしょう。松尾スズキ監督の音楽センスは間違いないです! ![]()
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